中小企業にとって、WEBサイトは「会社の顔」であり「営業ツール」でもあります。
しかし、「作ったまま放置」や「見た目だけで満足」によって、肝心の問い合わせ・来店・採用に結びつかない例は少なくありません。
本記事では、戸田市を拠点にWEB制作・コンサルティングを行う株式会社T&Cが、限られたリソースでも実行しやすく、成果に直結する6つの実践ポイントを解説します。
1. ユーザー目線の情報設計
ユーザーは「自分の課題が解決できるか」を最短で知りたいと考えます。
まずはターゲット(誰に)と提供価値(何を)を明確化し、トップページには「一言の価値提案」「主要サービス」「実績・料金・強み」「行動ボタン(CTA)」を簡潔に配置。
サービスページは「対象」「提供内容」「料金・所要時間」「流れ」「よくある質問」「問い合わせ」までを1ページで完結できる構造に。
社内都合の並びではなく、来訪者の意思決定プロセス(知る→比較→不安解消→行動)に沿った順で並べるのがコツです。
2. スマホファーストのデザイン
いまはアクセスの多くがスマホ。PCで美しくても、スマホで読みづらければ離脱します。
推奨は本文16px以上、行間1.7前後、段落は短く。タップ領域は最低44px角を目安に、ボタンは親指で押しやすい位置へ。
表はカード化して横スクロールを避け、画像はテキストの理解を補う位置に最小限。
ファーストビューでは「価値提案」「主要CTA」「信頼要素(受賞・導入数・口コミなど)」が一目で伝わる構成にします。
3. 定期更新とSEO対策
サイトは「作って終わり」ではなく「育てる」もの。検索流入を増やすには、定期的なコラム更新が近道です。
1記事1テーマで、狙う検索語は「地域名+サービス名」「課題解決キーワード(例:費用 相場 事例 比較 選び方)」を中心に設定。
見出し(hタグ)で論理構造を見える化し、目次を設置、内部リンクで関連ページへ誘導。
実績・事例・お客様の声はE-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)を強化し、コンバージョンにも効きます。
4. 表示速度とCore Web Vitals
同じ内容でも、表示が遅いだけで離脱は増えます。画像はWebP化・適正サイズ化し、Hero画像は遅延読込の対象外に。
使っていないJS/CSSは削減し、必要なCSSは上部にクリティカル読み込み、残りは遅延。
LCP・CLS・INPの主要指標を意識し、再現性の高いテンプレートで全記事の品質を均一化。
サーバー側ではキャッシュ・圧縮を有効化して、体感速度を底上げします。
5. CV(問い合わせ)を生む導線設計
成果は「押してほしいボタンが押されるか」で決まります。
各ページに主CTA(問い合わせ/予約/資料DL)を明確に1つ置き、補助CTA(電話・LINE・Instagramなど)は目立ちすぎない位置へ。
フォームは入力項目を最小限にし、迷わせない文言・エラー表示・送信後のサンクス導線まで設計。
実績・料金・比較・FAQ・保証など“不安を減らす要素”をCTAの近くに配置するとCVRが伸びます。
6. 計測とPDCA運用
改善はデータから。GA4でCVイベントを定義し、Search Consoleで検索語と掲載順位を把握。
週1回の簡易ダッシュボード(Looker Studio)で「流入→行動→CV」のボトルネックを特定。
タイトル・見出し・CTA文言は小さくABテストし、勝ちパターンをテンプレ化して横展開。
更新は月4本など現実的な頻度を決め、社内で役割分担(下書き→校正→公開)を固定すると続きます。
まとめ
成果の出るサイトは、ユーザー目線の情報設計、スマホ最適化、継続的なSEO更新に加え、速度・導線・計測までを一気通貫で回しています。
株式会社T&Cでは、制作だけでなく運用設計と改善の仕組み化まで伴走。地域企業が限られた予算で最大の成果を出せるよう支援します。
「まずは何から?」という段階でも構いません。現状診断からお気軽にご相談ください。