中小企業にとってWEBサイトは、新しい顧客との出会いを生む「24時間営業の営業マン」です。
ところが、公開後に更新が止まり検索流入を逃しているケースが少なくありません。SEOは難解に見えますが、正しい設計と継続で着実に成果は出ます。
本記事では、株式会社T&Cが中小企業向けに、今すぐ実践できる最新の着眼点を整理しました。
1. 地域名+サービス名を意識したキーワード設計
地域密着型ビジネスでは「地域名+サービス名」が最短距離です。
例:「戸田市 ピラティス」「戸田 チアダンス」「戸田市 Web制作」。まずは事業ごとに“狙う語句”を決め、タイトル・見出し・本文・画像代替テキストに自然に織り込みます。
1記事1テーマを徹底し、検索者の意図(比較したい、料金を知りたい、場所を知りたい…)に合わせてFAQや料金表、アクセス情報を明示。検索クエリを月次で見直し、伸びている語句に合わせて見出しや内部リンクを調整しましょう。
2. モバイル最適化は必須条件
いまや検索の大半はスマホ。フォントは16px以上、行間1.7前後、段落は短く、ボタンは44px角以上を目安に。
テーブルはカード化して横スクロールを回避し、ファーストビューでは価値提案・主要CTA・信頼要素が一目で伝わる構成に。
画像は表示幅に合わせて最適化(srcset/picture)し、CLS(レイアウトシフト)を防ぐために高さを確保。モバイルで読みにくいだけで離脱率が跳ね上がる点は要注意です。
3. コラム更新で「情報の鮮度」を保つ
検索エンジンは新規性・継続性を評価します。週1本からで良いので、解決志向のコラムを継続公開。
テーマは「選び方/比較/料金相場/よくある失敗/事例紹介/地域のイベント情報」など、検索意図に沿う内容が有効です。
見出し構造(hタグ)と目次で論点を整理し、関連ページへの内部リンクを配置。実績・お客様の声・写真を添えるとE-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)が強化され、順位とCV(問い合わせ)に効きます。
4. 内部リンクと外部リンクの活用
内部リンクは「次に読むべきページ」を明確に示す導線設計。サービス→事例→FAQ→問い合わせの動線をテンプレ化すると、滞在時間と回遊性が伸びます。
外部リンクは信頼できる一次情報(自治体・業界団体・大学など)に限定し、主張の根拠を補強。被リンクを狙うために、地域や業界で役立つ一次データやチェックリストを作り、SNSやニュースレターで周知すると獲得率が上がります。
5. 構造化データとSNS連携
記事には Article
、店舗情報には LocalBusiness
の構造化データを付与。パンくずにも BreadcrumbList
を設定するとナビが理解されやすくなります。
併せてOGP/Twitterカードを共通テンプレートで整備(画像は1200×630推奨)。SNSでのシェア時に見栄えが統一され、クリック率が上がります。サイト全体でメタの重複を避け、ページ固有のtitle/descriptionだけは必ず最適化しましょう。
6. ローカルSEO(GBPと口コミ運用)
地域集客ではGoogleビジネスプロフィール(GBP)が重要です。最新の営業時間・写真・投稿・メニューを整え、サイトの店舗ページと情報を一致させます。
口コミは量よりも「継続」と「具体性」。来店後のフォローでレビュー依頼を習慣化し、返信は48時間以内を目安に。否定的な口コミには誠実に改善策を提示し、同じ不安を持つ見込み客の信頼を得ましょう。
NAP(名称・住所・電話)の統一、地図埋め込み、「地域名+サービス」を含む見出し・本文の整備で、ローカル検索の露出が安定します。
まとめ
成果を生むSEOは、キーワード設計・モバイル最適化・継続更新に加え、内部外部リンク、構造化データ、そしてローカルSEOの掛け合わせです。
株式会社T&Cでは、制作〜運用〜改善までを一気通貫で支援し、限られた予算でも効果が出る型をテンプレート化してご提供します。まずは現状診断から、お気軽にご相談ください。