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地図にお店を出すコツ|写真と一言紹介の作り方

地図にお店を出すコツ|
写真と一言紹介の作り方

地図にお店を出すコツ|写真と一言紹介の作り方

地図アプリでお店を探す人は、まず「写真」と「一言」を見ます。

ここで安心できれば詳細を読み、ルートを押します。

逆に、写真が暗い、店の様子が分からない、説明がぼんやりしている。

それだけで候補から外れてしまいます。

本記事は、専門用語なしで今日から整えられる実践の手順をまとめました。

小さなお店でも“選ばれる理由”はつくれます。

1. まず整える“土台”|名前・住所・営業時間

最初に直すのは写真ではなく“基本情報”です。

① 店名は看板と同じ表記にする(半角・全角のゆらぎをなくす)。
② 住所・電話・営業時間を実情に合わせる(臨時休業はその都度更新)。
③ お店の種類(カテゴリー)を最も近いものに合わせる。
④ 来店方法が分かるように、目印や駐車場の有無を説明に入れる。

特に営業時間の更新は信頼に直結します。

休みの日に「営業中」と出ているだけで離脱につながります。

まずは土台を確実に整えましょう。

2. 写真で伝える“安心感”|外観・内観・人の順

写真は「行く前の不安」を減らすために使います。

1枚目(メイン)は“外観”。
なぜなら、道の途中で見るのは建物だからです。

2枚目は“入口や受付”。
到着後の最初の動きがイメージできます。

3〜6枚目は“内観の全体”。
座席やマシンの配置、清潔感、通路の広さが分かる角度で。

7〜9枚目は“人”。
スタッフの笑顔、施術や接客の雰囲気、子連れ可ならキッズスペースの様子。

10枚目以降は“商品・メニュー・料金の実物”。
実際のサイズ感やテイストが分かるものを選びます。

撮影のコツは次の通りです。
・日中の自然光で撮る。
・電気はすべて点ける。
・縦横は混在でOKだが、1枚目は横で広く。
・床・壁・鏡を軽く拭き、不要物を画角から外す。
・人物は許可を取り、顔出しが難しければ後ろ姿や手元で雰囲気を伝える。

画質や装飾よりも“分かりやすさ”が優先です。

初めての人が迷わない並びにしましょう。

3. 一言紹介の作り方|テンプレと差し替え例

一言紹介は、写真だけでは伝わらない「強み」を短く言い切るパーツです。

基本は、【対象】+【価値】+【安心材料】の三点セット。

■ テンプレ(30〜45文字)
「【対象】向けの【価値】。【安心材料】で初めての方も通いやすいお店です。」

■ 例(飲食)
「家族で楽しめる手づくり定食。ベビーカーOKで小さなお子さま連れも安心です。」

■ 例(美容・リラク)
「忙しい方のための短時間ケア。完全予約制・個室で周りを気にせず過ごせます。」

■ 例(フィットネス・ピラティス)
「初心者のためのマンツーマン。子連れOK・更衣スペースありで通いやすい環境です。」

■ 例(学習・ダンス)
「はじめての習い事に。少人数制で“あいさつ・協力・やりきる心”を育てます。」

60〜80文字版も用意しておくと、長い説明欄にも流用できます。

文章は「主語をお店にしない」ほうが伝わります。

誰のために、何が、どうラクになるのか。

ここを短く言い切るのがコツです。

4. 日々の更新で“動いている店”にする

地図の情報は、動いているお店ほど目に留まります。

週1回で良いので、次のどれかを更新しましょう。
・新しい写真を1枚追加する。
・営業時間の変更や臨時休業を反映する。
・季節メニューやキャンペーンを短く投稿する。
・よくある質問への答えを1つ追加する。

投稿の書き方は「何を」「いつまで」「どうやって来ればよいか」。

写真+一言+期限の3点で十分に伝わります。

5. 口コミのお願いは“タイミング9割”

口コミは内容よりも“お願いするタイミング”で決まります。

・喜んでもらえた直後に、短いURLと一緒に渡す。
・会計時に「2〜3行で大丈夫です」とハードルを下げる。
・後日、LINEやメールでお礼と共に再度リンクを送る。

■ ひと声テンプレ(会計時)
「本日のご来店ありがとうございました。
もしよろしければ、こちらのリンクから一言だけご感想をいただけると、とても励みになります。」

■ メッセージテンプレ(翌日)
「昨日はありがとうございました。
ご自宅でも快適に過ごせていますように。
2〜3行で構いませんので、地図のページに一言いただけたら嬉しいです。
【URL】」

強制ではなく“お願い+感謝”で伝えるのがポイントです。

6. よくあるつまずきと回避策

● 写真が“きれい”だが“伝わらない”。
→ 外観と入口がない。
最初の3枚で“場所と最初の動き”を見せる。

● 説明がやさしいが“誰向けか不明”。
→ 一言紹介で対象を先に言う。
「初めての方に」「子連れの方に」「短時間で整えたい方に」。

● 投稿が長くて読まれない。
→ 写真+一言+期限。
文字を減らし、同じ書式で積み重ねる。

● 営業時間が実態とズレる。
→ 月初に30分だけ“カレンダー整備”の時間を確保する。

● 似た名前の店と混同される。
→ 店名の後ろに“場所の手がかり”を補助に入れる(説明欄)。
「戸田駅から徒歩7分」「市役所通り沿い」など。

● 写真が暗い。
→ 朝〜昼の自然光で撮り直す。
加工より撮影の時間帯を変える。

● 子連れ可・バリアフリーが伝わらない。
→ ベビーベッドやスロープの“現物写真”を入れる。

まとめ

地図で選ばれるお店は、難しいことをしていません。

土台の情報を整える。
外観→入口→内観→人→商品という順で写真を揃える。
一言紹介で“誰に何がどう良いか”を短く言い切る。
週1回の小さな更新を続ける。

これだけで、初めての人の不安は大きく減り、来店までの距離が縮まります。

今日できる1枚の追加と、一言の磨き込みから始めましょう。

株式会社T&Cでは、写真の並べ替え、一言紹介の作成、口コミ導線の設計まで、実務ベースでお手伝いしています。

まずは現状の地図ページを拝見し、最短で効く改善からご提案します。

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