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はじめてのホームページ作り|失敗しない順番

はじめてのホームページ作り|失敗しない順番

はじめてのホームページ作り|失敗しない順番

ホームページ作りで一番の失敗は、「順番」を間違えることです。

先にデザインから決めてしまう。
写真や原稿が足りないまま公開してしまう。
計測の設定を入れ忘れて、効果が分からない。

こうしたつまずきを防ぐいちばんのコツは、正しい順番で進めること。
本記事では、はじめてでも迷わない“6つのステップ”を具体的に紹介します。
小さな会社や個人事業でも、そのまま実践できます。

1. まず「目的」と「測り方」を決める

目的が曖昧なサイトは、完成しても役に立ちません。

まずは「ホームページで何を増やしたいのか」を一つに絞ります。
例)問い合わせを月10件。
来店予約を週3件。
求人の応募を月2件。

次に「測り方」を決めます。
例)問い合わせフォームの送信回数。
予約ボタンのクリック回数。
求人フォームの送信回数。

目的と測り方が決まれば、必要なページ、必要な導線、必要な原稿がはっきりします。
ここがブレると、後の工程がすべて遠回りになります。

2. 次に「設計」|5ページで伝える基本構成

はじめてのサイトは、5ページ構成がシンプルでおすすめです。

1)トップページ:価値提案・主なサービス・実績・選ばれる理由・行動ボタン。
2)サービスページ:対象者・内容・料金・流れ・よくある質問・行動ボタン。
3)実績/お客様の声:写真と一言コメント、事例の要点。
4)会社情報/アクセス:住所・地図・営業時間・代表挨拶・連絡先。
5)問い合わせ:フォーム・電話・LINEなど、迷わない連絡手段。

この5ページで「誰に」「何を」「いくらで」「どうやって」「今すぐどうする」を短く伝えます。
設計段階では、各ページの見出し(h3)だけ先に書き出して、全体の流れを確認するのがコツです。

3. 原稿と写真を先に作る|後からデザイン

デザインより先に、原稿と写真を用意します。

原稿は「短文+改行」で読みやすく。
1文を短くし、「。」の後は改行する。
箇条書きは3〜5点でまとめる。

写真は「人物」「設備」「場所」の3種類を押さえます。
顔が分かる安心感。
店内や設備の清潔感。
外観とアクセスの分かりやすさ。

原稿と写真が揃うほど、デザインはブレません。
逆に、素材不足のままデザインを進めると、完成が遅れてやり直しが増えます。

4. デザインと実装|スマホ優先・速さ優先

仕上がりの印象を左右するのは、「スマホで見やすいか」「速く表示されるか」です。

スマホ優先のポイント。
本文は16px以上。
行間は広め。
ボタンは親指で押しやすい位置と大きさ。

速さ優先のポイント。
画像は必要サイズに圧縮。
使っていないスクリプトは入れない。
ファーストビューの画像は遅延読込の対象にしない。

見た目の派手さより、「読める」「押せる」「速い」を優先すると、離脱が減り、問い合わせにつながります。

5. 公開チェック|住所・地図・計測の3点セット

公開前に、最低限のチェックを3点セットで行います。

1)住所と連絡先。
表記ゆれをなくし、複数ページで同じ表記に統一。
電話番号はタップで発信できるリンクに。

2)地図とアクセス。
Googleマップの埋め込み。
近くの目印。
最寄駅からの徒歩分数。

3)計測の設定。
アクセス解析のタグを入れる。
重要ボタンのクリック計測を入れる。
お問い合わせ完了ページの計測を入れる。

これらができていない公開は、「看板は設置したけれど店内が真っ暗」と同じです。
効果が見えないと、改善の打ち手も見つかりません。

6. 公開後の運用|週1の“小さな改善”

公開してからが本番です。
はじめは完璧でなくてOK。
週1回、30分の“改善タイム”をつくって、小さく直していきます。

改善の例。
よく読まれているページの見出しを良くする。
問い合わせボタンの文言を一つ試す。
よくある質問を3つ追加する。
写真を1枚だけ差し替える。

1ヶ月で4回の改善。
3ヶ月で12回の改善。
この積み重ねが、検索にも、コンバージョンにも効いてきます。

まとめ|順番を守れば迷わない

失敗しないホームページ作りは、順番を守ることがすべてです。

1)目的と測り方を決める。
2)5ページで設計する。
3)原稿と写真を先に用意する。
4)スマホ優先・速さ優先で作る。
5)住所・地図・計測を整えて公開する。
6)週1で小さく改善する。

まずは、今日できる一歩から。
トップページの見出しだけ書き出す。
代表の写真を一枚だけ撮る。
問い合わせボタンの文言を一つだけ決める。

株式会社T&Cでは、制作だけでなく、目的設計や原稿作り、公開後の改善まで並走します。
「どこから始めればいいか分からない」という段階でも大丈夫です。
いっしょに最初の一歩を形にしていきましょう。

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